〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第60章 君色想う、葵の日 ❀石田三成❀
(…………っっ)
────絶句
貴女はどうして、いとも簡単に私の心をさらうのか
どうして……こんなにも私を惹き付けるのか
素直な、純粋すぎる真っ白な気持ち
それは私をこれほどまでに狂わせ……
貴女以外を見えなくさせる
貴女の優しい笑顔しか、見えなくなる
そして生まれてくるのは……
────愛しさと、刹那の淡い感情
「ありがとう……美依様」
私は美依様の方に向き直り、その小さな身体をぎゅっと抱き締めた。
本当に貴女はずるい人ですね。
私をここまで虜にさせて、そして……
どんどん貴女の魅力に溺れさせるのですから。
「私、浮かれていました。貴女の誕生日だから、無条件に上手くいくと……天狗になっていたようです」
「三成君……」
「だから、これから挽回させてください。貴女をたっぷり甘やかして…この世で一番愛させて」
「……っっ」
「駄目、でしょうか」
すると、美依様は首を横に振り。
さらにぎゅっと私を抱き締めながら、見つめてきた。
淡く頬を染め、微かに潤んだ瞳。
それは『合意』の合図だと……
言葉にしなくても解った。
私はふっと笑い、美依様の頬を指で撫でる。
そして、ふわりと両手で包み込んで…そっと唇を重ねた。
(────愛しています、美依)
言葉にするのももどかしく、唇から想いを注ぐ。
美依の唇から儚い吐息が漏れ始めたら……
私はそっとその身体を押し倒したのだった。
────…………
「ふっ…ぁっ…んぅ……」
「美依、声を我慢してはだめですよ…聞かせて」
「あっ…それ、だめぇっ……!」
「ふふっ、イイのですね、良かった。ああ…すごく蜜が甘くなりました、堪りませんね」
ちゅっ…ぴちゃっ、ちゅるっちゅぅ……
美依の脚の間に顔を埋め、その蕩ける中心に舌を這わせる。
指で淫らな花弁を割り、蜜を零す口に吸い付き……
もう片手の指で、膨らむ蕾も弄ってやる。
美依は必死に褥を掴みながら悶え。
甘く色っぽい嬌声を上げて、天井を仰いだ。