〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第60章 君色想う、葵の日 ❀石田三成❀
「三成、君っ…そんなに、したらぁ……」
「また果てますか?何度でも果ててください…今日は貴女に悦んでもらいたいから」
「ぁっぁあっ…ゆびぃっ……!」
「舌だけでは奥まで入りませんからね、貴女の感じる部分は、少し奥でしょう?」
美依の弱い場所は知り尽くしている。
中のどのへんとか、どうやって動かせば、より感じるかとか。
それは今まで幾度となく躰を重ねて、学んだ事だ。
私は蕾を弄っていた指を蜜口に挿入させ、逆に今度は舌で蕾を愛撫し始める。
舌先でチロチロ嬲ったり、ねっとり絡ませたり。
指では内壁を小刻みに擦りながら、美依の『イイ部分』を執拗に攻める。
「ぁっ…だめったら……!ぁっあっあっ!」
美依はだんだん小刻みに震え始め、声もさらに甲高くなり。
私が中のザラつく場所を、ぐっと押した時。
美依はびくっ!と腰を跳ねさせ、突き抜けるように喘いだ。
「ぁあっ!だめぇ────…………っっ!!」
────ビクンっ!ぷしゅっ!
躰全体が大きく震え、中がぎゅうっと締まる。
そして、軽く噴き出された潮。
美依は口淫と手淫で、可愛らしく果てた。
そして、褥に倒れ込み、脱力する。
その果てた直後の色っぽさと言ったら……
本当に腰がぞくぞく疼くくらい、欲情させられる。
「ふふっ、とても可愛らしく果てましたね」
「はぁっ…はぁっ…なんで私ばっかり……」
「だって、今日は貴女の誕生日ですから。それに言ったでしょう、挽回させてくださいって」
私は美依様に覆いかぶさり、くすくす笑いながら顎を掬う。
そして、そのまま口づけた。
半開きの唇から、すぐさま舌をねじ込み、美依様の舌も絡めとる。
だんだん組み敷きながら、躰を褥に沈め……
美依と指も絡ませて、布団に縫い付ける。
触れ合った汗ばんだ素肌が、焦げあってくっつきそうだ。
そのくらい、お互いの躰は熱い。
火照って火照って、それはお互いを欲してるから。
舌が絡み合う水音は、睦月の冷たい部屋を色濃く彩って……
脳天まで蕩かすように、甘い時間が過ぎていく。