〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第6章 境界線のジレンマ《後編》❀徳川家康❀
「……言ったでしよ?この前より、ぐずぐずに蕩かすって」
「んっっ……家康……」
「もっと甘やかされて…やり直しだから。美依と初めて身体を重ねるなら、もっともっと…トロトロにしたい」
「家康っ…胸、やぁっ……」
かぷりと耳に噛みつき、そして前に回した手で、胸の先を摘んで擦る。
美依は本当に敏感で、少し撫でても儚く啼くし、弄ればトロリと蜜を零す。
この前、必死に貪った時には解らなかった発見が沢山あって、それを知る事が出来て、本当に嬉しい。
もっと、もっと甘やかしたい。
身体が保てなくなるほど蕩かして……
美依が歓喜に歪む様を、じっくり味わいたい。
だが、そうは思っても……
(しまった……我慢が辛い)
自分の欲望もだんだんキツくなってきて……
思わず己の膨らんだ前を美依の尻に擦りつけながら、美依の『イイ方』を問う。
「美依は案外、後ろからの方が感じるの?」
「い、家康、当たって、るよ……!」
「後ろからの方が、すごい濡らして締まるよね。ほら……この当たってるの、どっちから挿れてほしい?前か後ろか、選んで美依」
「……っっ!」
美依は絶句しながら、顔を真っ赤にさせて。
そして、擦り付ける動きに合わせて、腰を動かしてくる。
自然にやっているのか、確信犯か。
それは解らなくても、そのいやらしい腰の動きに、頭がクラクラしてくる。
すると、美依は視線だけこちらに向け。
いかにも悔しいと言ったように、唇を震わせて言ってきた。
「前か後ろかなんて、解んないよ……だって、家康にされれば、どっちからでも気持ち良いの。だから……焦らさないで、早く、家康を感じたいの……!」
(ああもう、この子は本当に……!)
健気で可愛く、いやらしいその願い。
そんなのを聞いてしまっては、もう限界だった。
急いで乱れかけた着物の前をはだけさせ、中から己の一物を取り出す。
硬く反り上がったソレは、もう先走りを漏らし、じゅくじゅくと敏感な先っぽを濡らしていて。
思わず美依の尻に、その先を擦り付けると……
摩擦で甘美な刺激が全身を襲い、熱く濡れたため息が漏れた。