〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第53章 尋常に勝負!-秘密の恋文-❀秀吉END❀
「お前を……愛してるよ、美依」
────そうして、初めて重なった唇は
蕩けるほど甘く、何よりも柔らかい。
幸せ、そのものの味がした。
たどたどしく舌を絡める美依が可愛くて。
抱き締める小さな身体に、俺の燃えるような熱が移ってしまえと……
そう、馬鹿みたいに思った。
こんな幸せと愛しさは、誰にも譲れない。
熱い、真夏の日差しよりも俺を焦がす──……
この身に巣食う想いが、美依に向けて、止めどなく溢れていった。
────…………
ちゃぷんっ…ぴちゃっ……
美依の背中を撫でるたびに、湯船の湯が音を立てる。
美依は俺の膝に跨りながら、肩に手を掛けて……
俺が与える愛撫に、可愛い吐息を漏らしながら、堪えていた。
「ふわぁっ…んんっ…ぁっ……」
「美依は随分敏感なんだな、かーわい」
「そ、そんな…んっ、弄っちゃだめ、だよぉ……」
「こんなに触って欲しそうに尖らせてるのに?ビンビンだぞ、胸の先」
その薄桃色をした、美依の可愛い胸先は。
触ってやれば触ってやるほど、いやらしく存在を露わにし、主張してピンと上を向いた。
美依は俺の膝に座っているから、若干背が高い。
そのせいで、張ってある湯は、ちょうど美依の胸下。
柔らかな膨らみは俺の視線の少し下で、ぷるんとたわわに揺れている。
俺は右手で美依の背中を撫でながら、左手でその片胸の突起を摘み、クニクニと擦るように弄って……
もう片胸は、唇で含んで、舌で転がす。
飴でも舐めるように、舌でねっとり触れたら、今度は舌先でチロチロと淡く刺激するように嬲る。
緩急付けながらも、たまにちゅうっと吸いつけば、そのたびに美依は声を一段と甘くした。
「やぁっ…吸わないでっ……!」
「湯殿は声が響くな、すごい色っぽく聞こえる」
一緒に湯を浴びるかと誘ったら、美依は素直に頷いた。
そのまま初めて着物を暴き、その裸体に触れたけど……
正直、堪えるのが大変なくらい欲情してしまい、今も辛くて、若干我慢していたり。
濡れる美依が綺麗で可愛くて、自制心と欲望が天秤に掛かってしまっている状態だ。