第49章 私を見つけて、戯れに❀謙信END❀

「ふぅ…少し楽になった」

「あ、良かったです……」

「美依、少し触れてみるがよい」

「え……？」




俺は縛られて不自由な美依の手を掴み。
猛った雄へと導いて、そのまま触れさせた。

瞬間、びくっと美依の手が強ばる。

しかし、それも一瞬のことで。
美依は手探りで俺の昂りの竿を両手で握ると、やんわりと上下に扱いてきた。




「これ、謙信様の……？」

「そうだ…んっ…お前の手は、気持ちイイ」

「ビクビクしてて…濡れてますね」

「仕方あるまい、淫らなお前を見ていたら…俺でも興奮するのだからな」




にちゅっ…にちゅっ、にちゅっ……




美依が手を動かすたびに、酷い音が鳴る。

正直、堪えるのが大変なくらいに気持ちイイ。
このまま美依に扱いてもらって達せたなら、どれだけ快感であるか。

しかし…それは俺の本意ではない。

その時、美依がごくりと唾を飲んだのが解った。
これが欲しいと、生唾を飲むほどに。

ならば…欲しいといってごらん、美依。




「どうした、美依」

「い、いえ、痛くないかなぁって……」

「気持ちイイと言ったばかりだろう」

「は、はい……」




(……言わぬか、ならば)




俺は美依の手を止めさせると、肩を掴んで躰を反転させ、再度壁に手を付けさせた。

そして、尻を突き出させ、襦袢をたくし上げる。

そして、姿を現した柔らかな桃尻を撫でると……
そのまま己の昂りを、ぬるっ…と美依の脚の間に差し込んだ。




「あっ……！」

「どうだ、熱いだろう……？」

「は、はい…すごく、熱い……」

「こうしたら…きっともっと気持ちイイ」

「あっ……！」




ぬちゅっ…ぬちゅっ、ぬちゅっ……




俺は美依の細い腰を掴み、美依の蜜口を高ぶりの竿で擦りつけるように、腰を動かし始めた。

男根に美依の垂れ流れる蜜が絡み……
熱く、俺と美依の雌雄が擦れ合っていく。

挟む脚の摩擦と、熱い愛液の感触。
そして、淫らに響く水音も。

まるで本当に中に挿しているような感覚に、俺は思わず熱く息を漏らした。