〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第49章 私を見つけて、戯れに❀謙信END❀
ちゅぷっちゅぷっ、くちゅくちゅくちゅっ……
「やっぁっぁあっ、謙信、さまぁっ……!」
「どうした、美依…」
「そんなっ…擦っちゃ、ぁあっだめぇ……!」
「……」
(成程、お前の『嫌』や『駄目』はイイと言う意味なのだな、その証拠に…こんなに濃い蜜を垂らして)
掻き出せば掻き出すほど、甲高く啼く美依。
普段素直すぎるくらい素直なくせに、乱れると『イイ』は言えなくなるのか。
なら、俄然言わせたい。
美依の口から、淫靡な台詞が漏れるのを。
男を欲しがり、浅ましい様を……
「……っっあっ……」
俺がずるっ…と指を引き抜くと、美依は躰を震わせ、小さく息を吐いた。
もうすぐ達する所だったのだろう。
振り返ってくる美依は、瞳こそ見えないものの、ぽかんと半開きの唇が、なんとも物足りなさそうだ。
「謙信、様……?」
「駄目なのだろう?悪かった、初めて故に加減が解らなくてな」
「あ、えぇと……」
「どうした」
「い、いえ……」
美依は少し俯き、言葉を濁す。
『欲しい』と言え、美依。
達するまで、指で中を擦ってくださいと。
(そうでないと、お前が辛いだろう、美依?)
だが、俺がいくら言葉を待っても、美依は一向に自分の口からその先を強請るような事を言ってこない。
ならば……もう少し。
もう少し、煽ってやる事にしよう。
「はぁっ……」
「謙信様、どうしました……?」
「前が苦しい、少し袴の紐を緩めるから、暫し待て」
美依が躰もこちらを向いたのを見計らい、己の袴の紐に手を掛け、緩めていく。
前が苦しいのは、本当の事だ。
愛らしく乱れる美依の姿を見て、滾らない男などいない。
現に、俺の昂りも痛いくらいに勃ち上がり、すでに限界が近くなっていた。
紐を緩め前を開き、当てている布を退かすと……
中から勢いよく昂りが飛び出し、雄々しく姿を現した。
すでにそれは筋張り、大きく硬くなっていて。
我慢をしている証の露が、先から漏れ出ては、竿を伝って流れていた。