第46章 だいすきだよ。❀真田幸村❀

じゅっ…ぐちゅんっ、ずずっ…ぱちゅんっ！




「んっ…ふぅ…んんっっ……」

「んっ…美依、気持ちイイか……？」

「ゆ、き……んっぁっ…んっ……！」

「くすっ…すげー顔とろとろ……」




見てるだけで、堪らなくなる。
気持ち良さそうに蕩ける、美依の顔。

可愛くて可愛くて……もっともっと、えげつなく攻めたくなってしまう。

でも、外だし無理をさせるのも……
俺は美依の顔を見てるだけで、気持ちいいしな。

その思考だけが己の歯止め役になって、熱い腰を緩く緩く動かす。




「んーっっ…ゆき……！」




すると、美依が唇から指を離し、とろんとした、いやらしい顔で俺を見つめてきた。




「ん、どーした……」

「ゆき…いい、からっ…もっと……」

「え……」

「もっと、欲し…ゆきぃ……！」

「……っっ、お前な……！」




(煽ってくんなよ、ばか……！)




せっかく人が堪えてんのに。
どうしてコイツは、いつもこうなんだ。

俺は美依の両太ももを掴み、自分の肩に掛けさせる。

そして、ぐっと前のめりになると、美依の顔の横に手を付き、さらに奥底をぐっと突き上げた。




「……っぁあぁぁっ！」




途端に響き渡る、美依の甘い喘ぎ声。
俺の忠告、全然守れてねーな。

そんな事を思いながら、奥ばかりを擦って突き上げた。




「んっ…美依っ……！」

「ぁっあっ…んぁっ、ゆきぃ……！」

「声、我慢なって…ぁあっ、言ったろ…？」

「んっ…ごめっ…ぁっんっ……！」

「唇、噛むな…切れるぞ、ほんっとに……」




それ以上声が漏れる前に、俺は苦笑しながら美依の唇に己の唇を重ねた。

本当ならこんな町外れ、誰も居ないのは解ってる。
だから、美依に喘がせたって構わないのだけど。

でも、俺は聞かせたくなかった。
草にも、花にも、月にも星にも。

美依の可愛い声。
本当なら、可愛い姿も見せたくないんだけどな。

でも、欲情して外で抱いちまったから。

少しは許すけど、それ以上は見せねーよ。
美依の淫らに乱れる、可愛い姿は。


────それは、俺だけの特権だから