〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第43章 微色の三日月《後編》❀伊達政宗❀
ちゅっ…ぴちゃっぴちゃっ、じゅっじゅるっ…
にちゅっにちゅっ…にちゅっにちゅにちゅっ……
「ぁあっ…美依…も、ヤバイ……!」
「んっ…んぅ……」
「出そうだ…口に、出しちまうぞ……?」
一応美依に伺いを立てると、美依は咥えたまま、上目遣いで見て、こくこくと頷いた。
なんだ、このいやらしさ。
美味そうに男のモノを咥えやがって。
そんな風に思えば、一気に感情は高ぶる。
俺は使える手で美依の頭を押さえると、自らも腰を動かし始め。
高みに向かって、一直線に駆け上がった。
「はぁっ…はぁっ…ぁあっ……」
「んっ…むぅっ…じゅるるっ……」
「…っっそんなに、吸うなっ…ぁあっ……っっ!!」
────ああ、堪んねぇ
どひゅっ!びゅくっ……!
堪えられるはずもなく。
俺は衝動のまま、一気に欲を吐き出した。
「だめだっ…まだ、出るっ……ぁあぁっ!」
びゅくびゅくっ……!!
一回達しただけでは収まらず、何回かに分けて白濁を美依の口の中に吐き出す。
身体中の熱が放出される感覚。
その研ぎ澄まされた快楽に、俺はみっともなく溺れ、全ての熱を注ぎ出した。
はぁはぁと荒く息を吐きながら、出し切ったのを感じ、若干柔らかくなった昂りを美依の口の中から抜く。
すると、美依は苦しそうに口を噤み……
やがてごくっと言って喉を鳴らした。
「おい、大丈夫か?」
「んっ…大丈夫、苦い……」
「そのうちそれが良くなるから、あーあ…口端から垂れてんぞ」
指で唇をなぞり、口端から零れる白い液を拭う。
すると、美依は赤く潤んだ目で、じっと見てきて……
それなのに、俺が見つめ返すと、恥ずかしそうにさっと逸らした。
「……どうした?」
「な、何でもない……」
「ああ、まだ礼を言ってなかったな。ありがとな、すごい気持ち良かった」
「う、うん……」
「……?」
なんだか、美依の様子がおかしい。
よく見れば、膝を合わせて座っているが、それを擦り合わせているように感じて……
それで、俺はピンと来てしまった。