第43章 微色の三日月《後編》❀伊達政宗❀

「美依…ほら、来い」

「えっ……」

「着物の裾を割って、俺の膝の上に跨がれ」

「そ、それは……！」

「……俺を騙せると思ってんのか？」




核心に触れるように言うと、美依は悔しそうに唇を噛みながらも……

大人しく着物の裾を広げ、俺に跨った。
美依が俺の肩を掴んだとこで、俺はむき出しの美依の太ももに手を這わせる。

そのまま、熱の中心に指を伸ばせば……
案の定、そこはぐっちょりと濡れていて。

割れ目に沿って指を滑らせると、美依は痛いくらいに肩を掴んで身体を跳ねさせた。




「ぁっぁあっ……」

「やっぱり濡れてる、俺が感じてる所を見て、お前も疼いたのか？」

「ち、違っ……」

「じゃあなんでこんなにクチュクチュ言ってる？」




くちゅっちゅぷっ…ちゅくちゅくっ……




指を動かすたびに、いやらしい水音が部屋に響く。
すでにとろとろに蕩けた蜜口は、はしたなく蜜を垂らし、それが指に絡んで指先をふやかして。

俺が一回くちゅっ！と指を挿して引き抜くと、指に絡んだ蜜がいやらしく糸を引いた。




「見てみろ、こんなに濃い蜜が糸引いて……」

「……っっ」




美依の目の前で、わざと指を擦り合わせたりして、糸を引くのを確認させる。

美依は真っ赤になりながら俯いて。
恥じらっていても、身体はいやらしく感じていると言う、その落差が堪らない。

素直になれば、もっと気持ちいいのに……
俺はそう思いながら『この先の行為』の同意を求めた。




「本当だったらお前を褥に組み敷いて、思いっきり身体を貫くんだが……この腕じゃそうもいかねぇな」

「……っっ」

「このまま……お前がゆっくり腰を落とせ。そうすれば、中に入るぞ」

「え、だって……！」

「ん？俺が一回達したくらいで衰えるとでも？ほら、お前もコレが欲しいんじゃないのか…この熱くて硬いのが」




くちゅりっ……




美依の腰に腕を回し、すっかり高ぶった昂りを下に持ってきて、先っぽだけを少し蜜口に埋める。

途端に美依は背中を逸らし、逃げ腰になったが……
がっしりと細い腰を掴み、少し高い美依の顔を見上げながら、艶っぽく言ってやった。