〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第4章 華火と微熱と光秀さん《後編》❀明智光秀❀
交じって、貫いて、掻き分けて。
啼かせて、犯して、さらに攻め上げて……
美依の彩る全てを、自分の色に染め上げるように。
その小さい身体を押さえつけ、めちゃくちゃに腰を打ち付ける。
美依に絆された身体は中毒のように。
えげつなく腰を振っては、奥底に吐き出す瞬間だけを夢見る。
そして、白濁とした欲望を放ったなら……
それはきっと何よりも幸福で。
自分を満たすと、心が素直に確信を持つ。
「美依っ…美依っ……!」
「光、秀、さっ…ぁあっ光秀、さんっ……!」
「愛している、お前を…誰よりも、美依っ……!」
「私もっ…愛してますっ…貴方を……!」
じゅぷっじゅぷっぬぷぬぷっぐちゅっ……!
パンパン…ぐちゅんっぱちゅっパンパン……!
愛を囁いて、気持ちを繋げて。
そして、誓い合うように唇を重ね……
芯から熱を溶け合わせて、二人で蕩けていく。
真夏の夜の蜜夢。
それは、終わることなく二人を包み。
あの時見た、華火のように──………
煌めき揺らめき。
そして、散ってしまうまで。
この身はお互いのものだと。
そう伝え合うように、また指を絡める。
障子に映る、二人交わる影。
淫らに動いては、何度も重なり合い。
そして、朝が来るまで……
それは消えることなく、陰影は鮮やかに残る。
「ぁあっ…美依っ……はぁっぁあっ──……っっ!」
どぴゅぅっ!びゅくっ!ごぷごぷっごぷっ……!
そのまま、美依に注いだ熱も。
一度では足らずに、何度も何度も。
その身体に吐き出しては、中に種を残し。
美依を自分のものだと意味付けるように……
身体中に痕を残しては、甘やかして満足する。
「美依、俺だけのお前で居てくれ。俺はお前以外は、もう愛せない。だから、これからも意地悪して、啼かせて…涙が零れそうになったら、存分に甘やかしてやる。お前が俺の……たった一人の女だ」
美依が意識を飛ばす前に、そう口から零れた本音を聞いて。
美依は……
幸せそうに、笑んだ。