〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第36章 淡紅染まりし蜜一夜《後編》❀織田信長❀
ぐちゅっぢゅぷっ…パンパン…ぱちゅっぱちゅんっ!
「ぁあっ…のぶ、様ぁ、イイのぉっ……!」
「そんなにイイか、はぁっ…先程より蕩けた顔をしている……」
そう言われ、鏡に映る自分を見る。
信長様に背後から貫かれている自分は、トロトロに蕩け、自分じゃないような顔をしていた。
でも……
こっそり信長様の表情も盗み見てみれば。
いつも余裕がある信長様が、もう限界のような表情をしていて。
汗ばむ、昂揚した肌。
瞳は熱を宿して、欲に揺れていて……
魔王でも何でもない、一人の『男の人』がそこには居た。
「のぶ、様ぁ…愛していますっ……!」
鏡の中で視線がかち合い、私は思わず熱なる感情を口にした。
途端に、ずんっ!と中にあるモノの質量が増す。
信長様は腰を激しく動かしながら、背中に覆いかぶさり……
肌を噛みながら、苦しそうな声を挙げた。
「今、それを言うのは反則だ、美依……!」
「ぁんっぁあっ!大き…ぁあぁぁっ!」
「もう、出そうだ…我慢、出来ん……!」
────駆け上がる
二人で、快楽の絶頂に
心が通じ合って、躰も繋げ合って
ください、熱を。
いっぱいいっぱい、信長様をください。
「美依っ…ぁあっ、美依……!」
「も、だめぇ…また、私…ぁあっだめぇ……!」
「ぁあっ、出るぞ、受け止めろ…………っっ!!」
「やっ…ぁあぁぁ────…………っっ!!」
どぴゅっ!ビュクッ!びゅるる……!
信長様が一声吠え、私は再度絶頂を迎えた。
その直後、熱いものがお腹の中に放たれる。
熱く身体の中を焼き尽くすような信長様は。
何度かに分けて放たれ、私の中を目指して駆け抜けていった。
ぐぷんっ……
そして、ゆっくり引き抜かれれば、その証がとろりと蜜口から垂れて流れ。
私は一気に寂しくなり、荒い息を整えながら、小さな声でぽつりと漏らした。
「……終わっちゃった……」
「……貴様、なに戯れ言を申すか」
「え……?」
すると信長様は、今度は精で濡れた蜜口を、さっきみたいに昂りで擦ってきた。
まだ硬い、熱を持ったソレ。
思わずゴクッと喉を鳴らすと、信長様はさも可笑しそうに色香を帯びた口調で言ってきた。