〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第36章 淡紅染まりし蜜一夜《後編》❀織田信長❀
「ぁあっ…!」
「随分柔らかくなっているな…まだ触れてもいないのに」
「あっ…だめぇ…」
信長様の指が、まるで焦らすように、ゆっくりゆっくり蜜口を撫でる。
それだけで、甘美な刺激が躰を走り…
腰がうずうずと疼いて、自然に揺れだしてしまう。
早く挿れてほしい、その指を。
そんな風に思ってしまって、思わず鏡越しに信長様を見つめると……
耳元で妖しく笑む信長様の紅い瞳と、私の視線が絡み合った。
「なんだ、足りないと申すか」
「んっ…ぁっ…」
「では、いやらしく咥えてみろ。飲み込む様を、じっくりとその目で見るがよい」
ぐぷっ…ぬぷぷぷっっ……!
「あっ…ぁあぁぁぁっ……!」
信長様の艶っぽい声の後に、指が二本。
中指と薬指がゆっくり挿し込まれ、私は思わず背中を逸らした。
長い指は止まることなく、すんなりと中に入っていって。
まるで、それを待っていたかのように、中をきゅうきゅうと締め付けてしまった。
「そんなに欲しかったのか、中をこんなに締め付けて……貴様は意外といやらしい女だったのだな」
「ぁっぁあっ…のぶ、なが、様ぁ…」
「中を擦ったら、貴様はどのように啼くのだろうな?」
「……っっやぁぁあぁん!」
ぐちゅっ…くっちゅくっちゅ、チュクチュク……!
突然指が動き出し、中を擦られ始めた。
蜜を掻き出すように、長い指が中で少し折り曲がって、抜き挿しされる。
そのたびに内壁が擦られ、それはとんでもなく気持ち良くて……
私は絶え間なく甘い声を漏らし、息を荒らげた。
「ぁっぁあっん!やっ…ぁあっ……!」
「ほら……見てみろ、美依。貴様の蜜口は、いやらしく指を飲み込んでいるな?」
信長様に言われ、鏡を見てみれば。
鋭く激しく、信長様の指が出入りしているのが解る。
攻められてる、信長様に。
それが映し出されて……信長様にも見られてる。
(私がいやらしく咥えてるの、見られてる…!)
「なんだ、今余計に中が締まったな?」
「はぁっ…はぁっ…んっっぁあっ…!」
「羞恥心を煽られると余計感じるとは…やはり淫乱か」
耳元で言葉で攻められ、指で躰も攻められ…
そして、視界からも犯されてしまう。
鏡に映る私は……言葉の如く淫乱に見えた。