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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第36章 淡紅染まりし蜜一夜《後編》❀織田信長❀




「その様な声を……あの男にも聞かせたのか?」

「え……?」

「気に食わんな、声すら俺のものだと言うのに」




ますます不機嫌そうな声になった信長様。
左手で私の胸元を暴きながら……

その射抜くような紅い瞳を、熱に揺らした。





「貴様にしっかり解らせねばな……貴様に触れていいのは俺だけだと。そして、その身は全て俺のものだと言うことを。理解するまで、たっぷり教え込んでやる……その身体にな」




それは、嵐の一夜の始まりの宣言だった。

嫉妬にも似た、その信長様の『甘いお仕置き』を。
私は身をもって知る羽目になる。

それは、単に『所有物』に手を出された怒りからなのか……

信長様の本心は、ちっとも解らないまま。















────…………















「ふぁっ…ぁっ…ぁあっ、のぶっ…さまぁ……!」




ちゅっ…ちゅぱっ、ちゅぅ……




背中から、信長様の唇で啄まれる音がする。

上半身を外気に晒され、帯は解かれて……
腰紐一本で、かろうじて着物は止まっている状態だ。

信長様は最初、私の前…胸やらお腹やらに、口づけの嵐を落とし。

次はうつ伏せにさせて、背中に唇を這わせる。
本当に余すところなく、隅々まで。

私は息が上がり、躰はすでに限界まで火照って……
自分じゃないような、甘い声を漏らした。




「美依…貴様の肌は、随分甘いのだな」

「んぅっ…あと、いっぱい、ついちゃう……!」

「付けているのだから、当たり前だ。まだ足りん…もっと、もっとだ。貴様に解らせるには、まだまだ足りぬ」




そう言って、信長様は私のはだけた裾をまくり上げた。

そこから伸びる足に、また口づけていく。
ふくらはぎや、ひざの裏、太もも……

そして、脚とお尻の境目まで。

信長様の唇は熱く、柔らかく……
強弱をつけた巧みな動きで、私を攻めていく。

まるで私を蕩かす媚薬が塗ってあるみたいだ。




「……っっぁあっ……!」




太ももの内側の際どい場所を噛まれて、つい声を大きくすると……

信長様がクスッと笑い、少し可笑しそうに言葉を紡ぎながら、脚を硬い手のひらで撫でた。




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