第34章 胡蝶ノ乱舞《後編》❀秀吉 × 光秀❀

「入るな、この分なら」

「光秀、どうやって入れる？」

「簡単だ、お前は向かい合わせで美依を抱き上げ貫けばいい。俺は美依の背後から後穴を」

「成程な、承知した」



見えないながらも、二人が話し合っているのは解る。
美依は二人の話を聞きながら、ぼんやりした頭で思い返していた。

以前もこんな事があった気がする。

いつだったかは解らないが、誰か男二人に犯され、やっぱりこんな風に後ろがどうのと話していて。

そして、その後は────…………




「……ひゃあっ………！」




思い返していると、突然身体をふわりと持ち上げられ、美依はびっくりして声を上げた。

また脚を開かれた状態で持ち上げられたので、美依の蜜壺からは散々犯された証の白濁液が、漏れて畳に滴った。




「ほら、美依。しっかり捕まってろ」




秀吉は美依を向かい合わせで持ち上げ、首にしっかり腕を巻きつかせると、再度昂り始める雄を尻の下に宛てがう。

すると、光秀はぴったり美依の背後にくっ付いて立ち、指で後穴に触れながら、艶っぽい声で言った。




「美依……今からこちらも埋めてやるからな」

「ぁっ…なんか、そこ、だめぇ……」

「何故、こんなに欲しそうにヒクついているのに。こちらはまだ開発されていないか？」

「光秀、家康と三成の時を思い出せ、開発済だ」

「ああ、そうだったな。なら、話は早い」




そう言って光秀は、すでに熱くなっている己の昂りを、美依の後穴へと宛てがった。

美依は想像もつかない場所に入れられようとしている事に、恐怖を覚えながらも……

この先に見える快楽の方が勝り、思わず腰を揺らして甘えた声を出した。




「早く…早く、欲しい……」

「美依……」

「秀吉さんと、光秀さんの…狂うくらいに、欲しい…もっと美依をめちゃめちゃにして、もっと犯してぇ……！」

「くっ…さすがだな、美依。今すぐくれてやろう、俺はすぐ挿せるぞ、秀吉」

「俺も大丈夫だ……挿すぞ」




二人は目配せをし……
宛てがった昂りを、二人一緒にゆっくりと美依の中に沈めていった。