〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第33章 胡蝶ノ乱舞《前編》❀秀吉 × 光秀❀
「持ってる、けどっ……」
「なら、早く付けろ。今すぐ快楽を与えてやる」
「でも……!」
「約束、しただろ?」
秀吉さんは、力強く私を抱き締め……
その言葉で、私を『淫魔』に堕落させた。
「俺が付けろと言った時だけ、俺の前でその香を付けろって。そうしたら、お前に惜しみなく快楽を与えてやるって。お前のその躰……俺の熱を忘れられないのは知ってるんだからな」
(もう、だめっ……)
私は一回秀吉さんから離れると、袖から香を取り出し。
胸元に躊躇いもなく、香りを落とした。
そして訪れる、蜜な一時に心は高ぶり……
また私は淫靡な地獄に堕ちていった。
────…………
「やぁんっっ…ぁあっ秀吉、さんっ……!」
「あっ…美依っ…イイ、美依っ……!」
ずっ…ぐちゅんっ…ずずっ…ぐちゅちゅっ!!
秀吉さんの、滾る熱が下から貫く。
あぐらを掻いた秀吉さんと向かい合わせに座り、私は秀吉さんの躰を跨ぎながら……
あまりの激しい下からの突き上げに、仰け反って甘い悲鳴をあげた。
猛々しい秀吉さんの雄は、私の中を押し広げて入ってきて。
最奥に先が当たっては、甘美な刺激が身体中を電気みたいに駆け巡る。
「ぁんっぁあっんっっ!ひでっ…んっぁあっ…!」
「美依っ…すごい、疼く…はぁっまずい、止まんねぇ……!」
「やっぁあぁぁっ……!」
はだけた胸元から姿を現した胸の突起に、秀吉さんはかぶりついた。
そのまま敏感になって尖っている胸先を咥え、舌先で転がす。
熱い舌が這いずり回るたびに……
私はさらに蜜を溢れ返させ、中をぎゅうぎゅうに締め付けてしまう。
「イイのぉ…もぅ、ぁあぁぁ──………っっ!!」
そして、また果てる。
今度は違う男の人の手の中で……
私は淫らに乱れて、また快楽の絶頂を見てしまう。
(もっと欲しい…もっと、もっと、気持ちいいのが、欲しい……!)
淫魔と化した私は、いやらしくも甘い熱を求めて。
そして、その卑猥な羽根を広げる蝶々だ。
もう、耐えられないの。
この身体の中に熱を注がれないと……
疼いて疼いて、狂ってしまいそうになるから。