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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第31章 〖V.D企画〗甘い恋人-家康編-❀徳川家康❀






────狂うほどに、あんたを愛してるよ






「ぁあっ…美依っ…はぁっ、もっと……」

「家康っ…いえっ…ぁあっんっっ…や……!」






ねぇ、美依。
あんたは、甘味よりもずっとずっと甘いね。

これからも、俺の傍で蕩けてくれるの?

砂糖菓子みたいに淡く、甘く。
ほんのり桃色に、肌を染めながら。


お互いを求め合って、熱を分け合って……


そして、注ぐ。
熱を、愛情を。


────俺を、解き放つ






「はぁっ…美依っ、出るよっ……!」






どぴゅっ!びゅくっ、びゅるるっ……!






全てが弾けた、頭の中は。
蕩けに蕩けて、チカチカと星が瞬いていた。

愛する者と繋がり合えた、極上の蜜夜。

それは温かな褥の中でも、何でも無かったけれど。
想いを込めた甘味を食べさせあって、唇を重ねて。


『好き』の気持ちをたっぷり込めた、最高の夜だった。


そして、二人で眠りに落ちる。
一つの毛布に包まって、身を寄せあって。

お互いの体温を確かめながら……
幸せな夢へと誘われて行ったのだった。














────…………
















美依と物置で身体を重ねた、次の日の朝。
早朝早々に様子を見に来た、秀吉さんと光秀さんに気づいた俺は……

美依を起こさないように、美依の身体をそっと毛布に横たえ、鍵の開けられた扉の所で、お節介な二人と話していた。




「ほう、では上手くまとまったんだな?」

「まぁ、はい、おかげさまで……」

「いやぁ、良かった良かった!強行突破したのはいいが、心配でなー」




(……なにこれ、すごい恥ずかしいんだけど)




不敵に笑む光秀さんと、安心したように胸を撫で下ろす秀吉さんに、事の次第を話してはみたが。

ハッキリ言って、顔から火が噴きそうなくらい、恥ずかしい。

まぁ、二人の『強行突破』が無ければ、美依と気持ちが通じる事なんて程遠かった訳で。

それを考えれば、感謝せねばならないのだけれど…
それでも、全てを包み隠さず報告と言うのは、なんかこそばゆい。

別に、やましい事はしていないが。
あ、ちょっと激しく抱いた自覚はあるけれど。





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