〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第31章 〖V.D企画〗甘い恋人-家康編-❀徳川家康❀
「────美依を、もっと甘やかして…いい?」
まるで、懇願するように……
美依の瞳を見つめて、返事を待つ。
すると、美依は赤い頬をさらに赤く染め。
こくりと小さく頷いた。
そして『痛くしないでね…』と、消え入るような声で付け加える。
そんな可愛らしい姿を見せられては、もう歯止めなんて利かない。
それでも……
『痛くしないで』と言うお願いは叶えてやらねばならないから。
「ん、解った」
俺は、それだけを渇いた喉から絞り出すと。
なるべく優しく、美依の着物を暴いていった。
今日は『ばれんたいんでー』
想い人に気持ちを伝える日。
そして…通じ合ったなら、最高に愛し合える日だと。
それを、ハッキリ身に感じながら……
火照る美依の身体を抱き締めた。
────…………
如月の狭い物置。
空気が色濃く染まれば、吐息も熱く漏れていく。
「んっっ…はぁっ…ぁっ……」
毛布に包まった美依も、肌を赤く染めて。
艶めかしく喘いでは、表情も蕩けさせて。
そんな美依に煽られ、俺もまた──……
身体の熱を上げ、自分でも信じられないほど甘ったるい息を吐いていく。
「はぁっ…美依…中、熱い……」
美依に覆いかぶさり、蕩けた窄まりに己の昂りを埋めると、中が動いて、ぎゅうぎゅうと昂りを締め付けてきた。
熱い蜜で満たされた、美依の柔らかな場所。
そこはまるで俺のモノを解っているように、イイ具合に搾り取るように動いてくる。
それが堪らなく快感を呼び……
俺はすぐにも欲を吐き出してしまいそうな衝動を抑え、美依の頬を撫でながら問いかけた。
「痛くない?大丈夫……?」
「痛くないよ、んっ…大丈夫……」
「あんたの中…すごい、気持ちいいね……」
「本当に……?」
「うん…なんか、全部持っていかれそう……」
ずっ……ぐちゅんっっ!
馴染ませるために止めていた腰を一回引き抜き、軽く打ち付ける。
すると、びりびりした甘美な刺激が全身を襲い。
あまりの気持ち良さに、俺は荒く息を吐いて眉をひそめた。