〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第30章 〖V.D企画〗甘い恋人-政宗編-❀伊達政宗❀
(……だから、煽るなって言っただろ?)
その笑みに負けて、 思わず赤面したのを隠すように。
もう一度、美依の唇を塞いでしまう事にする。
改めて奪った、美依の唇は──……
涙の塩辛さと、煤のほろ苦さと。
そしてやっぱり、溶けるような甘い味がした。
今日が『愛の誓い日』なのだとしたら
いくらでも、お前に誓ってやる。
愛してると、一生馬鹿みたいに愛し抜くと。
それはきっと、運命られた事なのだから。
この温もりを離さないように。
一生、お前に溺れ続けて、そして。
────契り合う甘い夜に、蜜なる華を咲かせていく
────…………
響き渡るは、甘美な悲鳴。
色濃い空気と混じり、火照った躰は熱を上げて。
そして────…………
「あんっ…んっぁあっ…政宗ぇっ……!!」
果てる躰をこよなく愛でて。
昂った己の熱を、さらに昂らせていく。
じゅっ…じゅるっ、ちゅぱっじゅるるっ……!
「ぁあっ…も、だめぇっ……!」
「んっ…甘いな、達したから余計甘くなった」
達して溢れた蜜を舐めとり、さらに蜜部に吸い付き蜜を啜る。
それだけじゃ足りないかと思い、濡れた指で目の前の赤く尖った蕾も弄ってやる。
さすれば、美依は耐えかねたように甘く声を漏らし。
身をくねらせながら、さらに蜜を溢れさせた。
────あれから、美依を湯浴みに直行させ
そして、帰ってきたら、部屋ですぐさま組み敷いた。
美依の健気な気持ちと、可愛い笑顔と。
そして、やっぱりあの甘苦い甘味にやられてしまったらしい。
あれは、美依の俺への想いだから。
苦くても、甘くても……
俺の為に、精一杯注いでくれた『愛』だ。
くれたものには、返してやらねば。
それは、俺の『愛』をたくさん込めて。
言葉じゃいくら言っても足りない。
『愛してる』も『お前が必要だ』も。
頼りない言葉だけでは伝わらないから。
────だから、こうして
「ぁっ…ぁあっんっっまさ、むねぇ………っっ!!」
美依を絶頂に導いてやる事で、その意味を、伝えたい事を確かなものにしていく。