第24章 カンタレラに久遠の蜜謳を《後編》❀上杉謙信❀

────それは灼熱の、己の想いの象徴か






「あっ…美依っ…もう出るぞ……！」

「だめぇっ…ぁあっやめて……！」

「出るっ…ぁあっ…美依っっ…………！！」




俺は美依の腰を掴み、己の腰を痙攣させた。
直後。




どぴゅっ！びゅくびゅくっ！びゅくっっ……！




吐き出される、熱い精。
限界を突破した昂りは、思いっきり暴れて弾け。

そして、その白濁とした液体は、美依の腹へと注がれた。

しかし──……
そのくらいで収まるのならば、可愛いものだ。

禍々しい欲望は、そんな生易しいものでは無い。

全てを喰らい、奪い尽くすまで……
留まる事を知らずにまた、聳え立つのだ。






「美依っ…さぁ、おいで……」






俺は美依の躰を掴み、起き上がらせると。
柵に向かって胡座をかいて、その膝に美依を後向きに座らせた。

美依は自然と前の柵を握り、まだ達した事で荒い息を吐いていて……

しかし、それも構わず、膝裏に手を当て、左右に脚を大きく開かせる。

未だ俺の一物を飲み込んでいる、その蜜口が露わになり、それは異様なまでに淫らでいやらしく。

しかし何とも美味そうに咥え込んでいるのが、美依の無自覚な色香の象徴だ。




「こんなに咥え込んで…本当にお前は愛らしい」

「はぁっ…あっ……謙信、さまぁ……」

「なんだ、その可愛い目は。さらに誘っているのか、俺を」




首だけ振り返ってきた美依は、涙で濡れた瞳で見つめてきて。

瞬きする度に、長い睫毛に付いた涙が飛び散り、きらきらと光った。

蕩けた表情、薄桃色の唇からは白い吐息。
俺達ばかりが火照って、気温は低いのだと改めて思い知る。

だが、止まる気はない。
美依を犯すのも……止めない。




「誘っているんだとしたら…やはり悪魔だな、お前は」

「ち、違っ……！」

「違わないだろう、この淫乱な様はどうだ…そんな無垢な瞳で見つめているが、下は…男のモノを咥え込んでいるのだぞ」




一回緩く腰を突き上げる。

すると、美依は躰を悶えさせ……
柵をぐっと掴んで、背中を震わせた。