〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第24章 カンタレラに久遠の蜜謳を《後編》❀上杉謙信❀
「解れと言っているのは、その無自覚に色香を放つのは、俺の前だけにしておけ……と言う意味だ」
俺は美依の手首を捻り上げると。
体制を変え、再度美依の尻を突き出させた。
繋がった右手はそのままに、左手は捻って背中に固定して。
美依は頬と肩を冷たい床に付きながら、尻だけ天井を向く、何とも唆られる体制である。
そのがんじがらめな感じが、呆れる程煽ってきて。
思わず小さく笑うと、美依は身じろぎしながら、また涙声で懇願してきた。
「謙信、様、やめて下さい、お願いっ……!」
その先、何をされるか解っているからだろう。
この体制で、あの猛った雄をどうされるか……
だが、自分だけ果てて、俺には我慢しろと言うのか?
お前を貫く、それだけを夢見て……
ようやくそれが叶うのだから。
「それは聞けぬな、お前は蝶だ。艶やかで淫らな羽根を広げる……ただ、それをお前は無自覚に俺以外の前で広げるから。だから、こうして閉じ込めておくのだ」
「ち、違っ……!」
「俺の前でなら、存分にその羽根を広げるがいい。お前だけを愛でてやる、お前の瞳に映るのは、俺だけで十分なのだから」
「……っっ熱い……!」
俺は着物の前を広げると、飛び出してきた昂りの先を、美依の蜜口に擦り付けた。
先走りと蜜が潤滑油となり、ぬるぬると擦る度に刺激が伝わり、精神がさらに昂っていく。
「ああ…イイ……堪らん……!」
「謙信、様、だめっ……!」
「お前の駄目は『いい』と言う意味だと重々承知している、そんなに欲しいか、いやらしく可愛い女だ」
「だめったら…ぁあっ!」
ぐぷっ……
少し力を入れて侵入させると、それだけで飲み込むように、グネグネと入口が動いている。
やはり『駄目』は『いい』なのだ。
はなから優しくなんて出来ない。
もう我慢は限界、暴れ出す男の象徴は、今にもはち切れんばかりに膨らんでいるのだから。
俺は竿を掴み、前のめりで力を入れ。
そして。
────ぐちゅぅぅぅぅっっっ!!
「やっぁあぁぁぁぁっっ!!」
一気に最奥まで、昂りを挿し込み、美依の華奢な躰を貫いた。