〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第20章 猫さんと曇天の銀杏の木 ❀ 石田三成 ❀
「秀吉様、美依様が冷たくなっているので、湯殿に連れていきますね」
「別にそれは構わないが……」
「ついでに私も湯を浴びてきます」
「美依と一緒にか?!」
「はい、もう夕刻ですし、構いませんよね」
「ちょっ…三成君っ……!」
なんだか美依様が頬を染め、焦ったような声を上げたが、そんな事は関係無い。
秀吉様に一礼し、美依様を横抱きにしたまま。
私は御殿に向けて、足を動かした。
秀吉様も鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていたが、別に一緒に入っても問題は無いはずだ。
だって、恋仲同士だし。
「三成君、ちょっと待って……!」
「待ちません、お風邪を召したら大変ですから。それに…」
「三成、君……?」
私はにっこり笑って。
そして、またさらりと美依様に告げた。
「こんなに危ない事をした、お仕置きをして差し上げます」
途端に美依様の顔が引きつったが、そんなのは気にしない。
猫さんは猫さんで、ご機嫌でにゃーにゃー鳴いているし。
本当に…心配ばかり掛ける、困った美依様と猫さんです。
私はくすくすと苦笑して…
その小さな二つの温もりを、ぎゅっと強く抱き締めた。
────…………
「三成君っ…んっっ…ふ……」
美依様が熱く艶かしい吐息を漏らす。
私は湯船の中で、美依様を後ろから抱き締めて座り。
そして、膝上の美依様の脚を広げて、熱の中心を弄っていた。
御殿に帰ってきて、猫さんの身体を拭いてやると。
猫さんはそのまま褥で丸くなり、眠ってしまった。
私達は共に湯殿に来て、そして…
宣言通り、美依様に『お仕置き』をしている。
目隠しをされた美依様は、膝裏に手を入れられ、左右に大きく脚を広げさせられ…
そのいやらしい秘部を丸出しにしている状態だ。
「くちゅくちゅ言ってますよ、美依様。お湯とは明らかに違う、もっと濃くて粘着質なものが指に絡んできます…これは、何でしょうね?」
肩に顎を乗せ、耳元で囁く。
目隠しの効果は絶大で、いつも感じやすい美依様が、さらに敏感になって肌を染めている。