〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第19章 桃色微熱 -戯れと煽る蜜- ❀豊臣秀吉❀
「んっっ…ふっ……」
右手で美依の着物を持ち、鼻に押し当て。
そして、匂いを吸い込んでは、左手で胡座の中心の昂りを扱いていく。
吸い込むたびに、美依の匂いが鼻を抜け。
その甘い痺れに導かれるまま、左手を素早く動かす。
ぬちゅぬちゅと擦る水音は、すでに思考回路まで麻痺させ。
まるで、実際に美依の蕩けた蜜壺を弄る音だと錯覚させる。
『秀吉さんっ…ぁっ…そんなに、だめっ……!』
感じやすい美依。
少し指を挿れて弄るだけで、とろとろと愛しい愛液を垂らして……
恥じらって、でも快感には弱いから。
次第に脚はしどけなく開かれて、その熱の中心を露わにする。
そして、いやらしく誘うのだ。
『秀吉さんっ…もっと…弄ってぇ……!』
ああ、弄ってやるよ。
指も一本じゃ足らないんだろ?
次第に本数を増やして、中の感じるイイ場所を擦って。
もっと気持ち良くしてやるから。
だから、可愛く啼いてくれ。
────俺をもっと、昂らせろ
『秀吉さんっ…ぁあぁっ…も、だめぇっ……!』
「はぁっ…美依……!」
さらに、ずぐんっ!と昂りが質量を増した。
手の中で暴れ、今にも達してしまいそうに震え出す。
こんな、着物一つに欲情して。
煽られて、頭で美依を想像して、犯して。
しかも、ここは美依の部屋。
いつ美依が帰ってくるかも解らない。
帰ってきて、こんな浅ましい姿を見られたら。
頭では解っているのに……
にちゅっ…にちゅっ…ぬちゅっ……
扱く手が止まらない。
猛った雄は、堪らず美依を求めて、それでも。
美依本人は、ここには居ないのだ。
なら……昂った熱はどうする?
自分で鎮める以外に方法は無い。
漏れる吐息。
熱く、耳障りな自分の息が、部屋中を支配して。
そして桃色に染まる。
心が、頭が。
頭の中で、乱れる美依の躰が。
赤く染まって、そして……
弾ける瞬間を、ひたすらに夢見て駆け上がる。