第17章 櫻花に夢見し君想ふ ❀織田信長❀

「くくっ…新年から、いい乱れっぷりだ、美依」




くすくす笑いながら、肩口に顔を埋め、その昂揚した顔を間近で見る。

美依は息を荒らげながら、首だけ振り返り。
蕩けた顔をしながら、何だか悔しそうに唇を噛んだ。




「信長様は…本当に、もおおお……！」

「なんだ、泣かせた責任を取っているだけだ。違う意味で啼けて良いだろう？」

「私ばっかり、こんな……！」

「貴様の姫始めだからな、まぁ…俺もそろそろ限界だ、貴様の躰で俺も満足させろ」

「あっ……！」




改めてうつ伏せの美依の脚の間に身体を割り込ませ。

そして、限界まで高ぶった己の雄を、美依の蕩けたぬかるみに擦り付ける。

熱く窄まったそこに、硬い先が触れるだけで……

腰はゾクゾクと疼き、その先を求めて無意識に腰が揺れ始める。

くちゅくちゅと昂りの先と蜜が絡む音が淫らに響き。

さらに心は煽られ、美依の白い背中を噛みながら、新年初めての『いやらしいおねだり』を美依に促した。




「美依、『コレ』をどうして欲しい？」

「ぁっ…ぁあっ…信長、様ぁ……」

「きちんと欲しがらねば、くれてやらん。いやらしく強請ってみろ、美依」

「ふわぁぁっ…ぁあっ……！」




挿れるか挿れないかの入口を、ぐりぐりと高まりの先で擦り、美依の背中をさらに噛み付く。

今年最初の所有痕。
紅く咲かせて、今年も誰のものかと解らせる。

すると、美依は自分で腰を上げ、ぐっと尻を突き出し……

トロンと蕩けた顔で『誘うおねだり』をしてきた。






「硬くて大きい、信長様自身で…美依のいやらしい所を、貫いてくださいっ…貴方が欲しくて欲しくて堪らない、淫らな美依の躰を、貴方でいっぱいにしてっ……も、我慢出来な…信長様、お願いっ……！」






その淫らでいやらしい事。
自らも呑み込むように腰を揺らし、男のモノを強請り……

本当に開花した蜜華は、美しく淫乱で。

新年早々、やってくれる。
そう思いながらも、我慢する余裕も、堪える気力も無く。






「……合格だ、美依」






ぐちゅぅぅぅっっ……！！






そのままその躰を、一気に貫いた。