〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第17章 櫻花に夢見し君想ふ ❀織田信長❀
「宿に戻って、貴様の『姫始め』を手伝ってやろう、それで責任を取ってやる」
「姫始め……洗濯や縫い物をするんですか?」
「そちらの姫始めではない。今年最初の、貴様が『女』を曝け出す場を作ってやると言う意味だ、存分に啼け」
「へ!?それはつまり……」
「抱かれろ、美依」
「〜〜……っっ!」
真っ赤になりながら絶句する美依を抱き、苦笑しながら運んだ。
柔らかい、軽すぎる身体。
それは、昨年愛でて愛でて、それでも足りなくて。
美依と居ると、満ち足りた気持ちと、飢えていく気持ちと。
両方が襲って、苦しくなる。
俺だけの寒桜。
赤く染まって、艶やかに舞って。
その花弁に囚われし心は、また。
(鮮やかに色づいて、そして、また永遠を想う)
「んっっぁあっ…のぶっ…んぅ…はぁっ……」
人知れず、ひっそり佇む宿に。
艶やかに響くは、甘美な吐息。
濡れた躰を、しどけなく曝け出して。
感じて蜜を垂らしては、それを掬う舌先に、また躰を震わせ悶えて喘ぐ。
────どうされたい、美依?
耳たぶを噛んで、耳元で何度も囁いてやれば。
美依は我慢出来ないのか、もっと口づけて、もっと触ってと、素直に本音を零した。
それに煽られ、美依の躰に指を滑らせては。
何度も。
何度も。
何度も。
美依を絶頂まで追い込んで、果てる瞬間の淫らな顔を目に焼き付ける。
「なんだ…いつも以上に敏感だな、美依」
「のぶっ…様が弄るから…んっぁっ…ぁあぁっ!」
「こんなに誘う匂いを放って、人のせいとは……やはり、もう少し賢く教えてやる必要があるか?」
「…め、なのぉ…ぁっぁあっ…ゆ、びぃ……!」
背中から覆いかぶさり、脚を広げさせて。
ぷっくり存在を露わにする、その蕾を、指で転がし潰して弄ぶ。
美依の弱い場所は、美依以上に知り尽くしている故。
甘く鋭い刺激で攻め、時に指を引いて焦らすように、緩急つけて嬲っていけば……
「ぁあぁっ…も、やぁあぁぁっ………っっ!!」
美依は幾度目かの絶頂を迎え、脱力して褥にしがみついた。