〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第2章 蜜毒パラドックス《後編》❀豊臣秀吉❀
「美依っ……」
「んっっ……!」
すぐさま唇を塞ぐと。
美依は息を詰め、さらにぎゅっと首を引き寄せた。
唇を割り、舌をねじ込んで美依の舌も捕らえる。
そして、そのまま蕩かすように絡めていく。
初めて奪った美依の唇は柔らかく、甘くてほのかに紅の味がした。
それが思考回路を蕩かし、頭はぼんやりして……
信長の右腕だとか、光秀の策だとか。
そんなものすら、頭からぶっ飛んだのが解った。
(啼かせたい、美依を…俺の色に、染めたい……!)
誰かが聞いてるとか、聞かせる演技をするとか。
そんなのは、どうでもよくなっていた。
ただ、目の前に居る愛しい女を、限界まで愛でたい。
そんな、呆れるくらいの。
蜜毒に、冒されていった───…………
────…………
「あんっっやぁ…ぁあっ…秀吉、さ……っっ!」
じゅるっぴちゃっ…ぴちゃっ…じゅるるっ……
蜜をすする、淫猥な水音が部屋に響く。
美依の身体は甘い。
溢れる蜜は……さらに甘い。
美依の脚を開かせて顔を埋め、その蕩けた中心を舐め上げると……
美依は気持ち良さそうに身体をよじり、甘く蕩けた啼き声を上げた。
「すごいな…舐めれば舐めるほど蜜が垂れて……蕾もこんなに赤く膨れ上がってる」
「ひ、秀吉さん…もっとぉ……」
「え?」
「もっと、弄って…美依のいやらしい所、いっぱい…舐めてぇ……!」
「…っっ、お前な……!」
こんなに可愛らしいおねだりをされたら、馬鹿みたいに我慢出来なくなる。
くぱぁ…っと蜜を垂らす口を指で広げ、溢れる透明な蜜を指に絡ませると。
そのまま赤く硬くなった蕾に、擦り付ける。
ぬるぬると指が滑るたび、美依は腰を跳ねさせ、さらに蜜を垂らし……
次第に蕾の皮は剥け、ぷくっと尖り艶めいた。
「美依…ほら、こうすると、もっと気持ちいいだろ…?」
「……っっやぁあぁぁっ、そこ、弄っちゃ……!」
「なんで…もっとって言ったのはお前だぞ?」
さらに敏感になった蕾を指で転がし、優しく撫でる。
そして、再度蜜を舐めとるように垂らす口に吸い付いた。