〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第10章 聖戦!HONEY*NOEL ❀信長END❀
「酔い潰れ、男の部屋に連れ込まれた気分はどうだ」
「え?」
「それにしても、良い格好だ…唆られる」
「へ!?……きゃあぁぁっ!」
信長様に言われて、自分の格好を確認した途端。
私は絶叫して、腕で身体を隠した。
今の私は、なんと着ていた筈のサンタ服を着ていなかった。
脱がされてしまったのか、白の下着一枚の姿で……
勿論、襦袢ではなく、サンタ服用に用意した西洋の下着と言うか。
つまりは、現代でも着ているような形の下着。
そんな姿を、信長様に見られたなんて……
そもそも、何故サンタ服を着ていないのだろう?
「な、なんで私、着てないの……!?」
「ここに運んで速攻脱いでいたぞ?苦しいし暑いと」
「うわぁ…みっともないとこ見せて、すみません!」
「……俺を誘っている訳ではないのか?」
「あっ……!」
すると、褥の隣に居た信長様がやんわりした仕草で、私の肩を押した。
そのまま背中が布団に付き、覆いかぶさる信長様を見上げる。
信長様の紅い瞳は熱っぽく……
その欲を孕んだ紅玉の眼差しに、心臓が高なる。
(流されちゃ、だめだっ……!)
そう思って、せめてもの抵抗で顔を背けると。
すぐに顎を捕えられ、信長様の方を向かされた。
「あ……」
「先程の宴での遊戯、俺が一番になった。佐助は言っていたぞ、一番に勝った者の景品は貴様自身だと、美依」
「へ!?違います、一番の人の景品は逢瀬の権利券で…」
「つまりは貴様と過ごせる時間だろう?同じ事だ、例え貴様と逢瀬をしたとて、俺は貴様を抱く」
「そんな…私は物じゃありません!」
必死に抵抗し涙目で言うと、信長様は不敵に笑い。
下着越しに、私の胸を指で撫でた。
まるで先の尖っている部分を弄るように、指がくるくると円を描き……
その柔い刺激に、思わず息を詰め背中が痙攣する。
「んっっ……!」
「くくっ…貴様はそう言うと思っていた。なら……俺とひとつ、げぇむをしろ、美依」
「げーむ?」
「貴様が勝てたら、すぐさま解放してやる。ただし…俺が勝ったら、貴様の全てを差し出せ」
「そんな……!」
「拒否するなら、このまま貴様を犯すだけだ」
すると、信長様の熱い唇が鎖骨に降ってきて…
かぷりと柔く噛み付かれた。