〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第96章 桔梗色の恋情と雪の華❀明智光秀❀
「うん…甘いな」
「そ、いうこと、言わないで……」
「本当の事だから仕方ないだろう?俺の舌や唇…お前が忘れないように、たっぷりと感じさせてやる」
「……っぁあっ!」
ぢゅっ…と少し強めに啜ると、美依は甲高い嬌声を響かせる。
恥ずかしくても快楽には逆らえないらしい。
美依はもう脚を閉じる事もせず、脱力したまま俺に身を任せていて。
そんな姿が本当に素直で可愛らしい。
純朴なのに、淫らでいやらしく乱れる姿も。
もっともっと、気持ち良さに溺れさせたくなる。
「ふわぁっ……!」
俺が目の前の膨らんだ花芽を指で弾くと、美依は敏感に腰を震わせた。
美依はここも弱いから。
むしろ、中よりもここが一番気持ち良いのではないか?
蜜を絡めながら、人差し指で弄って、押し潰すように捏ねてみたり。
もちろん舌での愛撫も止めない。
ねっとりと内壁に這わせて、刺激して。
どんどん甘くなる美依の声を聞きながら……
己自身も熱くなり、息遣いが荒くなって、俺を浅ましい獣に変えていく。
「光秀、さっ…もう……っ…!」
「気をやるのか、美依……?」
「ほんとに…ぁっあっ……っ!」
「ふっ…我慢は出来なさそうだな、なら…気持ち良く果てろ」
お前を絶頂に導いてやるのは、俺の役目だ。
離れていて、寂しい思いをさせた分……
もっともっと、躰も心も好くして。
そして、弾け飛ぶ瞬間を目に焼きつける。
お前が最高に綺麗に花咲く瞬間を。
この目に──……
────また離れる時があっても
鮮明に、脳裏に思い出せるように
「ぁっ…だめぇっ…………っっ!!」
びくんっっ!!
やがて、美依は大きく躰を跳ねさせ、高い頂点を見た。
脱力すれば、また濃い蜜がとぽとぽ溢れ……
褥に染みを作っていくのを見て、俺はくすっと笑む。
(本当に…お前はどこまでも愛らしい)
俺は美依の脚を割って躰を入れると、先程のようにまた顔の横で手を付いて美依を見下ろした。
紅潮した顔。
とても色っぽくて…堪らない。
すると美依は俺の肩にしがみつき、その潤んだ瞳を真っ直ぐに向けてきた。