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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第95章 花盗人と籠の白百合《後編》❀伊達政宗❀





「繋がれた状態で、そのような態度を取って良いのか、美依。俺は貴様を好きなように扱う事が出来るのだぞ」

「……っ」

「このように組み敷いて…貴様を犯す事も出来る。あまり反抗的な態度を取ると…どうなるか解っているのだろうな?」

「わ、私、は……」




美依はその華奢な身体を組み敷かれながらも、下から潤む瞳で信長を睨みつける。

そして、震える唇を開いて……
信長に反論するように、言葉を紡いだ。






「貴方を、好きにはなれません…政宗しか、好きになれない。身体を犯されても、それはずっと変わりません……!」






政宗、またその名を口にするか。
信長は美依の言葉を聞き、不機嫌そうに目を細めた。

それは、美依をこの状態にした時、無理やり聞き出した名前だった。

どうやら、美依の首に痕を残したのは、その『政宗』と言う人物だという事。

どうやって籠の鳥状態である、美依の存在を知ったのか。
そして、いつの間に美依の心を奪ったのか。

なんにせよ…気に食わない。
美依は汚れないように、大切に大切に囲っていた存在だったのに。



────他の輩に、あっさり穢されるとは






「ふっ……面白い」






信長は怒りを滲ませた冷たい笑みになると、美依の襟に手を掛け、乱暴にその胸元を開いた。

露わになる白い肌。
そこには、薄くなりつつあるものの、赤い花びらのような所有痕が残っていて……

それを見るだけで虫唾が走る。
こんな、いかにも男に『愛された』と主張しているようで。

ならば、塗り替えるしかあるまい。
他の男が残した痕を、己のものに。




「ならば、好きになるように仕向ける」

「え……?」

「変わらぬものも変えてやる、力づくで」

「あっ……!」




そのまま信長はその赤く華咲く痕に吸い付いた。

強く吸えば、美依が身体の下でもがく。
それを体重を掛けて押さえつけて、身動き取れないように組み敷きながら、肌に痕を残せば……

美依が儚げに甘い声を上げた。






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