第90章 菫色の指切り－貴方が教える×××－《後編》❀石田三成❀

「ぁあんっ、ぁっあっやぁっ……！」

「好い…ぁっ、貴女の中、好い……！」

「ぁっあっぁっ！三、成、くんっ…！」

「……っ、美依、様……！」




そのまま腰を動かしながら、上げさせた脚をさらに折って、前に重心をかけて。
美依様の顔を見ながら、胸先を指で摘み上げた。

途端に美依様の声が、甲高くなる。
可愛い胸の尖り。
淡い色づきで純そうなのに、いやらしく形を変えていて。

こんな可愛らしい姿を、私は知らない。
だから…もっともっと見せてください、私に。




「一緒、だめぇっ…弄っちゃ…！」

「気持ちいいですか？私も…」

「あっぁんっ…みつ、な…！」

「私も…とても気持ちいいですよ…！」




私の腰の動きに合わせて、美依様も腰を揺すっているのが解るから。

雄と雌が擦れ合い、快感を生む。
濡れて蕩けあって…
二人で甘美な夢に堕ちていく。



(本当に、堪らない…貴女に溺れていく)



息も出来ないほど。
深く、深く、深く──……






「美依様っ…もう、出ます…！」






いよいよ限界が来て、私は美依様を懇願するように見つめた。

貴女の中に、私を放ちたい。
それが何を意味するか。
そうしたらどうなるか…

それが解っていても、この浅ましい欲求は止まってくれない。




「いい、ですか、出しても…！」

「…っ、みつ、なり、く…！」

「はぁっ…お願い、美依、様…！」




馬鹿みたいに願い出てみれば、美依様は私を見つめ返しながら、首を縦に振った。

それが解るや否や、腰の律動を早める。
最後の追い込みをかけるように…

最高潮まで滾った己の熱で、愛しい貴女を攻めていく。




「ぁあぁん…！みつっ…壊れ、ちゃう…！」




激しくなった貴女の嬌声は、狭い部屋中に響いて…

交わる水音と、褥が擦れる音と。
それらが作り出す、甘い甘い蜜な空間。

この世界には、二人しかいないのではないかと。

ずっとこのままでいたい。
貴女を愛して、繋がって…
やっと、手に入れられた私の御姫様。





────私を受け入れて
白濁とした、私の欲望全てを