〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第9章 聖戦!HONEY*NOEL ❀政宗END❀
「こんなの、ずるいっ……」
唇を噛み締め、苦しそうな美依。
ずるくたってなんだって……
伝えないで抱くなんて、出来ないだろう?
こうして真正面から伝える方法しか知らないし、正々堂々と欲しい物は奪いたい。
「……嫌だったら、今言え」
「政宗……」
「ただし、嫌じゃないなら拒むな…もっと欲しがれ」
「……っっ!」
「お前の気持ちはどうなんだよ」
瞳を覗き込み、真撃に問う。
きっと今自分は、美依を欲しがって、がっつきそうな欲情している目をしてるに違いない。
すると、美依は悔しそうに潤んだ瞳で睨み。
そのまま、また悔しそうに声を絞り出した。
「私だって…政宗が好きだった。今も好きだから、そんな風に言われたら…拒めないに決まっているでしょ?拒む理由がない、だって、嫌じゃないんだからっ……!」
煽るような、熱を孕んだ瞳。
それは、言った事は素直すぎる美依の本音だと……
己の心に確信させた。
『拒まない』『嫌じゃない』
それが、解った瞬間。
───俄然、欲しくなった。
「んっっ…んぅ……!」
欲しい心のまま、美依の唇を塞ぐ。
美依の口の中は、酒特有の甘い味がして。
まるでこっちまで酔わされたみたいにクラクラする。
舌をねっとり絡ませれば絡ませるほど、美依の表情は蕩け、熱を上げていき……
思わず手を身体に這わせ始めると、美依は身を強ばらせて固くした。
「政宗っ…まって……!」
「駄目だ、待てない」
「ぁっ…政宗っ……!」
「だいたい、こんな格好してる時点で、俺はもう限界がきてるんだ。あんまり晒すな…もうこれは、俺のものだ」
ひょいと太ももを持ち上げ、短い裾を上にたくし上げて、その内側にかぷりと噛み付く。
くっきりと赤い花びらが咲いたのを見て、そこからつーっと舌を這わせて上に登り……
薄い布に包まれた、美依の秘部を舌先でつんとつついた。
途端に美依が儚く甘い吐息を漏らし、身をよじらせる。
感じてる……と思うや否や。
身体の芯の熱が、一気に焚き付けられたのが解った。