第81章 貴方と添い寝のその先に《後編》❀伊達政宗❀

ぬぷっ……



私が脱力して政宗の胸にもたれかかり、荒い息をしていると…

政宗は中から指をゆっくり抜いた。
そして、その指をペロリと舐める。

そのまま満足そうに笑みながら…
政宗は私を見て艶っぽく言った。




「うん、濃くて甘い」

「……っ」

「それに…果てた後のお前は最高に色っぽくて、その顔堪んねぇ」




雄丸出しの、熱っぽい瞳。
まるで蒼い炎が燃えているようで…
爛々と輝いては意地悪く動く。

政宗だって身体、こんなに熱くなってるし。

私を見て、少しは興奮してるのかな。
そんな自惚れの感情まで湧いて、さらに心まで高ぶっていく。




「ね、政宗……」

「ん？」

「少しは、そのっ……」

「少しは、なんだ？」

「……っ」




(聞けない、恥ずかしすぎる……！)


そんなの、変にがっついてるみたいで。
政宗も少しは感じてる？なんて…
そんな事を聞いたら、いやらしい子だと思われてしまう。




「そんな可愛い顔して…何をいやらしい事考えてるんだ？」

「わっ……！」




すると、政宗は私をふわりと抱き上げ、上半身を褥につけさせた。

そのまま腰をぐいっと引かれ、うつ伏せの私はお尻だけ天井に向けて突き上げる体勢になり…

まるで辱められているような格好に、私は思わず振り返りながら声を上げた。




「ちょっ…政宗……！」

「うん、いい格好」

「は、恥ずかしいっ…！」

「どうせ俺しか見てない。さっきな、いいもん見つけたんだ。これでも持ってろ」




そう言って、政宗は私に何かを渡してきた。

受け取ってみて、目を見開く。
それは、いつも私が身支度の時に覗く手鏡だ。




「え、これ……」

「それで蕩けた自分のいやらしい顔でも見てろ」

「へ？」



政宗がニヤリと笑い、私の後方に姿を消した。
次の刹那──……




じゅるっ……




「…っっぁあぁぁ！」




突然私の蜜部に温かく柔らかいものが触れ、私は思わず肌を震わせた。

そこを軽く吸われながら、ぬとっと湿った柔らかいものが蜜口の周りを這いずり回る。

政宗の唇と舌だ。
そう気づいた時には、もう遅い。
逃げられないように、お尻を両手で掴まれ…

今まで指で攻められていたそこを、今度は口と舌で犯され始めた。