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【ハイキュー!!】君を騙す方法 R18

第1章 小さな嘘の始め方


「ふーん。自信満々だな。」

黒尾先輩は相変わらず楽しそうな表情でそういうと、
チュとキスをした。

私のファーストキスだ。
夢見ていたようなロマンチックなものじゃない。
それでも大好きな人とのファーストキスだ。

そのままベッドに押し倒される。

自信満々だと黒尾先輩は言ったけど…
もちろん自信なんてあるはずない。

そもそも知識だって、漫画や雑誌から仕入れただけのものだ。

「和奏、楽しませろよ。」

さっき、私から送った台詞をそっちこそ…と返してくると、そのまま深いキスを落としてくる。

不自然にならないように必死に舌を絡めていると、黒尾先輩の手が胸の先端に触れる。

いつの間に服とブラジャーを外されたのだろう。
キスに夢中になり過ぎて気付かなかった。
やっぱり、とてつもなく手慣れている。

ビクンっと、自分でも身体が大きく反応したのがわかった。

「胸だけですげぇ反応だな。感度は抜群ってか。」

「あっ…あっ…」

なっ…に?この感じ。

黒尾先輩の手の動きに合わせて自然と声が漏れる。
こんなの初めての感覚だ…。
何だろ…?気持ち…いい。

「あっ…や…ぁ。」

自分の声だと思うと恥ずかしくて赤くなる。

「何その初々しい反応。かーわい。」

黒尾先輩が胸への刺激を一層強める。

初めて可愛いと言われた。
胸への刺激に、遠くなる意識の中で、
それだけが強く心に残る。
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