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【銀魂】柳生家の忍者 短編【男主 裏】

第3章 シオフキ







「………やってくる。」


「う、うん。分かった。
俺はどうすればいい?」


「待ってれば?」


いつもの部屋に入ってすぐ、
澪は浣腸の薬を手に取った。

上着を椅子に掛けて、
澪はスタスタと
トイレに入っていった。

残された俺は何もすることがなくて
ベッドに座る。
思い出すのはさっきの澪のあの言葉。



『なら、俺の言う通りにしてくれる?』


…………一体何をするつもりなんだろう。

いつもは仕掛ける側だけど、
今回は仕掛けられる側だ。

………嫌じゃないけど、
何されるんだろうという
不安と期待が入り混ざった気持ちが
体中を駆け巡る。
溜まっているなら、尚更。

どうしよう。俺もしかして
騎乗位で澪が動いてくれるのかも。
いや、澪があんまり好きじゃない
立ちバックをやらせてくれるかもしれない。

……それはそれで……イイかも……。


そんな妄想をしていると、
澪がトイレから出てきた。

……あれ?服、脱がないの?


「………はい。次、退の番。」


「……へ…?俺?」


「うん。」


澪が差し出したのは浣腸の薬。
まさか、俺を掘る気……!?


「いやぁ……俺、タチだし。
それより、澪、
せっかく浣腸したんだし、1発ヤラせ……」


「やらないんなら副長呼んで帰る。」



「すみませんでしたァァ!!!」



俺が90度頭を下げて謝ると、
澪は鼻で笑った。

「ふん……だったらさっさとやってきてよ。」




下げられた俺の頭に浣腸の薬を置いて
澪は不機嫌そうにソファに座った。


やっぱりこの前の事、まだ怒ってるのかな…。

いや、とにかくここは従っておこう。

副長を呼ぶだなんてとんでもない。
俺が粛清されるどころか、
副長に澪が奪われる。


俺は重い足を引き摺ってトイレに入った。





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