【イケシリ】sweet dreams*2【短編集】
第3章 放課後の罠(R18エンド)—アーサー—
「やわらかーい。俺がほんとにヴァンパイアだったら、ここに噛みつきたいかも……。」
胸元に顔をうずめ、軽く歯をたてられらる。
息を逃して声が出そうになるのを必死で堪えた。
「んー、でもコッチも捨てがたいなー。」
太ももの内側を手のひらがすべる。
そこは、スカートの中の誰にも見せない部分。
「スベスベだし、こんな風に触ってるだけでスゴク気持ち良さそーだし?」
上下に撫でまわされて、身体の熱がさらに上昇する。
ジンジンと疼くそこは、熱くて痛くてアーサーを求め始めていた。
「アーサー……っん 」
「立ってられない?じゃあー… 」
カーディガンを脱いだと思ったら、床にしいて私を横たえた。
「こんなのでごめんねー、痛くない?
っていうか、いいの?ハジメテがこんなとこで?」
「っ……だって……アーサーのせいで私…こんな、に……。
これで終わりなんてやだ……。」
「ふうん、やっぱ、ハジメテなんだー。」
「え、やだ、うそ……。」
なんで私こんなに簡単に誘導に引っかかってしまうんだろう。
「恥ずかしい?」
そりゃ恥ずかしいに決まってるけど、緊張でうまく答えられない。
「やさしくするけど、怖かったり痛かったりしたら言ってねー。……で、なにが“こんなに”なのか気になるんだけど。」
アーサーは私が無意識に口走ったことも逃さず捕まえて攻めてくる。
下着をズラして入ってきた指が、自分でもそうとわかるくらいに濡れた場所を探りはじめた。
それは谷を沿って往復し、入り口を少しずつつつく。
呼吸が浅く早くなっていく。
「ほんとだ……が言ってたみたいに、こんなに…… 、ほら。」
アーサーは銀糸をひく指を私の目の前に差し出した。
「スゴーイ。学校でこんなに濡らしてイケナイんだー。」
「アーサーのせいだよ… っ」
「じゃあ……俺のせいにしていいから、もっと感じてよ。」