【イケシリ】sweet dreams*2【短編集】
第3章 放課後の罠(R18エンド)—アーサー—
「や……っ 」
アーサーの唇が、耳を食み、首筋を辿る。
「ね、今日いつもと髪型違うんだね。」
肩に届くくらいの私の髪は、今日はサイドを編み込みにしてまとめてある。
日直でアーサーと一緒にいられる時間がいつもよりたくさんあると思ったから、朝ちょっと頑張ったんだ。
「いつも可愛いけど、今日は普段見えないこことか……っ、見えて……っ、たまんなかったんだよね。」
アーサーが話しながら、音を立ててキスを落としていく。
くすぐったいのと、甘い刺激とに身を捩る。
感じたことのない疼きに、理性の最期の一握りが私にアーサーの腕を掴ませた。
「がイヤなら、やめるよ?」
「……イヤじゃない。」
あーもう、言ってることとやってることがめちゃくちゃだ。
でも、……流されてもいっか。
ずっと好きだったんだし……。
掴んだ手からゆっくり力を抜くと、再びアーサーが私の身体を辿り出した。
制服の布越しに触れてくる手に声を我慢しながら、今日下着どんなのだったっけと考える。
髪型は頑張ってきたけど、まさか下着を見られる展開になるなんて思わないでしょ……。
私が不安に思ったと勘違いしたのか、
「心配?鍵はかかってないけど、閉館中の札出してあるから大丈夫だと思うよー。でも声だけちょーっとガマンしてね?」
そう言って、ブラウスのボタンに手をかけた。
真ん中の3つが外されて胸の部分が少しだけ晒される。
そこへアーサーの手が伸びて、下着の中へするりと入ってきた。
「……やっ…ぁ…… 」
「こーら、声ダメっていったでしょー?」
そんなこと言っても……。
アーサーの指は弱いところを的確に包んで、撫でて、潰して、その動きで私を溶かしていく。
それに加えて、耳をくすぐる囁き声は体の奥から甘い痺れを誘い出す。