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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


突然脱衣室のドアが開き、中からひょっこりと佐久間さんが顔を出した。

「バスタオル借りてもいい?」

「あっ…今、用意しますね。」

そう応え、脱衣室の中へ入ろうとドアに手を掛けた。

しかし、佐久間さんはドアが開かないよう、中から両手で強く押さえている。

「ごめん…もう服脱いじゃってさ。上だけだけど。」

佐久間さんは申し訳なさそうにそう言った。

「分かりました。出しておきますよ。」

少し恥ずかしそうにはにかむ佐久間さんが面白く、私は思わず声を出して笑ってしまった。



「そんなに笑わないでよ。」

「すみません。でも、面白いです。」

二人で顔を見合せて笑い合う。

とても穏やかで、そして優しい気持ちになる。

「じゃあ、一度閉めますね。
シャワーを浴びている間にバスタオルを出しておきますから。」

そう言って脱衣室のドアを閉めようとした時、佐久間さんは突然真剣な表情を浮かべた。



「昨日さ、何もしてないから。」

「え?」

「セックス。」






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