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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


「そんな事分かってますよ!!」

思わず声が上ずる。

そんな私を見て、佐久間さんは満面の笑みを浮かべた。



「先生ってお酒弱いんだね。」

「…実はあんまり飲んだ事がないんです。」

「そうだろうと思ったよ。すぐ眠っちゃったし。」

「…あの、昨日はありがとうございました。」

「何の事?」

「食器…洗って下さって。グリルまで。」

「いつもご馳走になってるから。
それに、これくらいは家でもやってるから。」

「綺麗好き…なんですね。」

「いや、一人暮らしが長いだけだよ。」



脱衣室のドアから顔だけをのぞかせ、ふふっと笑う佐久間さんが何だか可愛いく思えた。

それと同時に“一人暮らし”という言葉に、なぜか胸がトクンと優しく波打つ。

また1つ、佐久間さんの事を知る。

一人暮らしという事は、少なくとも既婚者ではないのだろう。






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