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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か






シャワーを浴び、リビングへ戻って来るといつもの“定位置”に佐久間さんが座っていた。

「おはよう。
…おはようって時間じゃないけど。」

眠そうにまぶたを擦りながら、膝にクッションを抱えている。

佐久間さんの言う通り“おはよう”と言うよりは“こんにちは”と言った方が正しいかもしれない。

午前10時。

こんな時間まで眠っていたのは久しぶりだった。



そんな事よりも、昨日の夜の事を確かめなければ。

いや、確かめるというよりは確認だ。

私が眠った後、洗い物をし、キッチンを片付けてくれた佐久間さん。

“何もなかった”事くらいは分かっていた。



「昨日…」

そう言い掛けた瞬間、佐久間さんは私の顔を見ながらフッと笑った。

一体何がおかしいのだろう。

戸惑う私の顔を、佐久間さんはまじまじと見つめる。

早く昨日の事を聞かなければ…。

そう思うが、佐久間さんの不可解な笑いにただ困惑するばかりだ。






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