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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


もし仮に“間違い”があったのならば、ゴミ箱の中には使用済みの避妊具が捨ててあるだろうと思った。

物音を立てぬよう、ゴミ箱の中を漁る。

しかし、それらしい物は見付からない。



という事は、ただ隣で眠っていただけなのだろうか。

それを証明するように、服には一切乱れがない。

ストッキングですら身に付けたままだ。



私は佐久間さんを起こさぬよう、そっと掛け布団をめくった。

白いTシャツに黒のズボン。

チラリと見えたベルトは、きちんと留め具へと通されていた。



しかし、こんな状況で“何もなかった”などあり得るのだろうか。

男と女が同じベッドで眠り、“何もなかった”など。



様々な憶測が、重い頭に浮かんでは消える。

私は一体何をしているのだろう。

こんな事、今までの私の人生には起こりえなかった事だ。






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