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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


「先生はこんな時間まで仕事?」

「いえ…同僚と飲んでたんです。」

「へぇ、お酒強いの?」

「…弱くはないと思いますけど。」



受け取った『のどぐろ』の一夜干しをグリルで焼き初める。

パチパチと油の跳ねる音が聞こえた。

時刻は午前0時を回っていた。

まさかこんな深夜に魚を焼く事になるなんてと、思わず笑いがこみ上げた。



「先生、今日は何だか楽しそうだね?」

「…え?」

「表情がさ。」

「そうですか?」

「うん。」

「お酒のせいですかね。」

そう照れながら笑うと、佐久間さんはテーブルの上に置いてあった日本酒を手に取った。

「じゃあ、少しだけ付き合ってよ。」

「今からですか?」

「そう、今から。」



食事をするだけならまだしも、二人でお酒を飲む事には少し抵抗があった。

意識をしている訳では無いが、私達は一応男と女だ。

お酒の勢いで何か“間違い”があったとしてもおかしくはない。






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