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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


“タバコの事は口外したりしないから”

そう約束してくれた事にも感謝しかない。

小松加奈…これで彼女も退学になる事はないだろう。

しかし、今後はもう屋上でのタバコは止めさせた方が良さそうだ。

次に見付かった時は本当に退学になってしまう。



“小松さんの事は私も気になってたから、何か出来る事があれば力になるよ”

愛美先生はそう言っていた。

何とも頼もしい言葉だ。

私と違い、愛美先生は生徒達の心のケアには長けている。

もし今後彼女への対応に悩む事があれば、愛美先生に相談しようと思う。

きっと…力になってくれるはずだ。



重たい水のペットボトルが入った袋を持ち直す。

今日はずいぶんと気分が良い。

それは久しぶりに飲んだお酒のせいか、愛美先生と過ごしたせいか…。

心が軽くなった…そう思うのは、やはり愛美先生のおかげだ。

誰かと時間を共有する。

たまにはこんな日も悪くないと、私は静かにアパートの階段を上った。






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