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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


「緊張してるの?」

「…いえ。」

「さっきから顔が怖い。」

「…すみません。」

「大丈夫。私はあなたを追い詰めたい訳じゃない。」



愛美先生は2杯目のビールを飲みながら、そう笑った。

じゃあ一体何が目的なのだろうか。

泡のなくなったビールを一口飲み込む。

美味しい…とは感じない。

今は彼女の目的が知りたい。

目の前に座り、ただ微笑む愛美先生の心の中を知りたい。



「…何が目的ですか?」

「目的?」

「…はい。」

「目的なんてないよ。」

「じゃあ、どうしてこんな…」

「誘っちゃダメ?
橘先生、いつも断るじゃない。
たまには一緒にご飯くらい付き合ってよ。」

「それだけ…ですか?」

「そう。本当にそれだけ。
せっかく若い先生が入って来たと思って喜んでたのに、付き合い悪いんだから。」



少しすねた口調でそう言う愛美先生は、やはり余裕のある“素敵な大人の女性”に見えた。






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