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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第3章 友情か


「そんな怖い顔しないで。」

「…すみません。」

「やだ、謝らないでよ。」

「私が…彼女にタバコを吸うように勧めたんです。」

「そんな風には見えなかったけど。」

「私が彼女に強要したんです。」




“そんな風には見えなかった”と言われても、ここは押し通すしかない。

まだ始まったばかりの彼女の人生。

そんな価値ある人生を、こんな事でつまづかせてはいけない。

彼女は私とは違う。

彼女は…毎日を惰性で生きている私なんかとは違うのだ。



「安心して。
誰かに告げ口する気なんてないから。」

そう言うと、愛美先生はニコリと微笑んだ。

一体何がしたいのだろう。

私の弱みでも握ったつもりでいるのだろうか。

正直、愛美先生のプライベートな部分など全く知らない。

“優しい保健室の先生”の裏の顔はただの“腹黒い女”なのかもしれない…。



そんな妄想をし、戸惑う私に愛美先生は楽しそうに笑った。



「その変わり、今日はちょっと付き合ってよ。」






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