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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第24章 言葉足らず


◇◆◇



私達の友情は破綻してしまった。



昼休みの保健室。

放課後の職員室。

愛美先生は私を避けるかのように、パソコンへと向かっていた。



“ごめん。聞きたくない。”



そう言われてしまったのだから当然だ。

私の勝手な“言い訳”は、もう愛美先生には届かない。



廊下ですれ違った“彼女”にさえも、冷ややかな視線を向けられた。

小松加奈。

「何やってんの?」

そう顔をしかめる彼女に、返す言葉が無かった。



こんな事になるのなら、もっと早くに打ち明けるべきだった。

私にとって愛美先生は初めて出来た“友達”だ。

いや、“親友”であったと思う。



そんな親友である愛美先生に…私は真実を話さぬまま、今日まできてしまったのだ。



激しい後悔が心に重くのしかかる。



しかし…



私は本当に愛美先生へ“全て”を打ち明けられただろうか。

佐久間さんが恋人である事だけではなく…



高杉さんが私の実の父親であると。






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