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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


亮太と出会ったのは大学1年の春だった。

今思えば、明るく友達も多かった亮太と、地味で特に目立つ存在では無い私はとても不釣り合いだった。

何となく言葉を交わす様になり、何となく連絡先を交換し、何となく会う機会が増え…夏が終わる頃には恋人関係になっていた。



女子校出身の私にとって、亮太は全てが“初めて”の人だった。

もちろん、“最後”の人だとも思っていた。

いずれは結婚し、いつかは子供が生まれ、平凡ではあるが幸せな毎日を送るのだと…。

“私達”ならきっと上手くいく。

そう信じて疑わなかった。



それなのに…

亮太は別の女性を選んだ。



初めて訪れた恋人との別れ。

今まで一番近くにいてくれた亮太は、もうどこで何をしているのかも分からない。

別れるという事は、もう相手の人生に関わる事が出来ないという事。



私の人生から…亮太はいなくなったのだ。






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