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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第21章 あなたがおしえてくれたこと


次の日、学校を無断欠席した。



起きられなかったのは、夜中に帰宅したせいなどではない。



ただ…起き上がる事が出来なかった。



昨日、村瀬先生の口から聞いてしまった恋人の話に…頭がおかしくなりそうだった。

映画を観る前に珍しく食事もしてくれたのだが、恋人の事が頭から消える事は無かった。



私はこうしてまた、村瀬先生の口から放たれる事実を許し、受け入れてしまうのだと思う。



村瀬先生はきっと私を愛してくれている。



そんな自分本意な解釈をして…。



橘先生には“おかしい”と言われてしまった。



昼休みの保健室。

共に時間を過ごすようになり、橘先生にはわりと本心をぶつけられるようになっていた。



例え橘先生に“おかしい”と言われようとも、私の意思は強かった。



なぜならそれは…自分が選んだ事だったからだ。






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