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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


「いいよね、こういう食事。
何か気取ってないっていうか。」

「喜んでもらえたのなら良かったです。」

「最近忙しくて外食続きだったから余計に嬉しいよ。」

「お仕事…忙しいんですか?」

「今ちょっとね…。
でも、今日はもう何もないよ。
だから、少しゆっくり出来る。」

「え?」

「先生ともう少し話したいなって思ってたから。」



子供みたいに無邪気な笑顔を見せながら、そんな言葉を簡単に言えてしまう。

本来であれば、私の最も苦手とするタイプだ。

そもそもそんな言葉を言われた事などないが、間違いなく「誰にでも言ってるんでしょ?」と返したくなってしまう。



しかし、男の持つ独特の雰囲気はこちらのペースを完全に乱してくる。

心が動揺する。



何てつかみ所がないのだろう。



そう思った瞬間、男と視線が交わった。

目をそらせずに、不本意にも見つめ合ってしまう。

顔は赤くなっていないだろうか…。

何となく頬の辺りが熱くなったような気がした。






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