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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


「美味しそう。」

出来上がった料理をテーブルに並べる。

喜ぶ男の顔を見て、少しほっとした。

もともと料理は得意な方ではない。

彩りや華やかさには欠けるが、何とか形にはなっていると思う。

肝心の味はどうだろうか。

口に合えばいいのだが。



「いただきます。」

食事を作って振る舞うというのは、こんなにも緊張するものなのか。

前回はただの作りおきのカレー。

男の存在に気を取られていたせいか全く覚えていないが、あの時はどういう反応をしていただろうか。

“美味しい”

そう言ってもらえれば嬉しいのだが…。



「美味しい。」

まるで私の心を見透かしていたかのように、男は笑顔でそう言った。

思わず顔がほころぶ。

何て穏やかな気持ちにさせるのだろう。

「良かったです。」

心からそう応える。

やはりこうして男と過ごす時間は、私にとってとても居心地が良いのだ。






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