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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第19章 泡の魔法はもう解けた●


「まなみん、私達アイヴィーが始まるまでJIG聴きたいから行ってくるね。」

「うん。また後でね。」



愛美先生の学生時代からの友人であるユカさんも今日は一緒だ。



レコード会社に務めており、アイヴィーの大ファンであるユカさん。

私も以前、愛美先生と三人で食事をした事があった。

今思えば、私にとってのアイヴィーの師匠は愛美先生とユカさんかもしれない。



しかし、今日はもう一人アイヴィーのファン…というよりは高杉さんのファンである田辺先生も一緒だ。



少しの気まずさを感じながらも、音楽フェス独特の雰囲気にのまれ、気が付けばフランクに話しをしながら音楽に身体を揺らしていた。

気さくなユカさんの存在も大きかった。

どうやらユカさんと田辺先生はアイヴィー以外にも共通の好きなバンドやミュージシャンがいるらしい。



「何か飲もうか?」

「はい。」



隣のステージへと移動する田辺先生とユカさんの後ろ姿を見ながら、私達はドリンクカウンターへと向かった。






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