第19章 泡の魔法はもう解けた●
「すごく綺麗。」
少し舌足らずな甘えた口調。
私の大好きな佐久間さんの声。
何度も口付けを交わしながら、互いの顔を見て微笑み合った。
「挿れたいよ。」
佐久間さんは私の腰を掴む。
私は…全てを佐久間さんに委ねても良いだろうか。
バスタブの中、手を使って佐久間さんを悦ばせる事だって出来るかもしれない。
しかし、私はあえてそれをしない。
なぜなら…
早く佐久間さんと一つになりたいという気持ちの方がかなり優勢。
ゆっくりと腰を沈めていくと、佐久間さんは私の秘部へと硬く起き上がった陰茎を擦り当てた。
入り口を探すかのように、ゆっくりと時間をかけて擦り合わせる。
佐久間さんの硬い陰茎の先端が、私の秘部の突起を刺激する度、これから始まるであろう甘い時間に胸が踊った。
「力…抜いててね。」
バスタブの中、佐久間さんの熱く硬い陰茎を飲み込みながら、私はゆっくりと腰を下ろしていった。